本物のそばをお届けする 【芳とも庵】スタッフによるブログです
こんにちは、マコトです。
この店で蕎麦粉を触らせて頂いてから半年が経ちました。
1日に打つ量はまだまだ業務の助けになりませんが、ほぼ毎日の様に蕎麦粉を触っていると、
最近、ハッとさせられる事があります。
それは「指の感触の記憶」です。
蕎麦粉に水を加え、その生地を捏ねている時に水分量の多少を指先で感じ取る事は割と早い
段階で起こりましたが、今は粉そのものの感触が記憶されているのです。
例えば、暫くの間、同じ産地の蕎麦粉を打っていたとします。
ある日、いつもの様に蕎麦粉を触ると、微妙に何かが違う事に気付きます。
店長に確認すると、蕎麦粉の産地を替えたとの事。
石臼で挽く速度も、篩いの目の細かさも同じでも、ちょっとしたざらつき感の違いを感じ取った指先
の神経が脳に伝えているのでしょう。「これ、いつものじゃない気がするんだけど、どうよ?」と。
習慣とは言え、これもまた無意識下の記憶。
積み重ねてきた事は揺るぎ無く脳裏に焼きつくものなのですね。
学生時代に試験前日の一夜漬けが功を奏して、何とかその場をやり過ごしたものですが、
では、必死になって覚えたその内容は・・・
完全に記憶から削除されています。
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